MIZEN(ミゼン)は、『人と人とのつながりを感じられることこそがラグジュアリー』という理念のもと、日本の伝統的技術を担う職人達が主役となるラグジュアリーブランドを築き上げるプロジェクト。
日本の伝統技術を現代のライフスタイルに合った形でデザインし、日本のみならず全世界へ向けて提案することで、高度な技術を持った職人の地位向上、そしてその産業の持続可能性を高めていくことを目指しています。
2023年3月は青森県の伝統工芸品の一つであるこぎん刺しと、元「HERMÈS」のデザイナーが高級紬などの反物から洋服をお仕立てするARLNATA<アルルナータ>とのコラボレーションをMIZENがプロデュース。
プロジェクトのために作成したオリジナル柄、 MIZEN BLUE 「勝」~SHO~「矢羽根」を使用して仕立てた洋服を発表致します。
COLLECTION
オリジナル MIZEN BLUE 勝 ~SHO~
こぎん刺し(弘前こぎん研究所)「矢羽根(やばね)」
弘前こぎん研究所社長 成田貞治氏より、オリジナルこぎん刺し柄について
今回のテーマ「勝」=「的を射る」という意味合いから、
昔ながらの矢羽根柄で囲み、自社では普段使わない羽根の模様を
こぎんで刺しました。裏の目飛びが多く、
裏模様で1目を出す事が難しいですが、
裏表どちらも綺麗になるように丁寧に仕上げました 。
こぎん刺し
こぎん刺し 青森県
江戸時代、麻の着物を着ることしか許されなかった津軽の農民たちは、厳しく長い冬を少しでも快適に
やり過ごすべく、保湿と補強のため麻布に木綿の糸で刺し子を施すようになり、やがて「津軽こぎん刺し」が生み出された。縦の織り目に対して一・三・五・七、、、と奇数目を数えて刺す方法で弘前(ひろさき)を中心に発展した。